〜特許製品ができたきっかけと熱い思いを語りたい!〜
始まりは、今から13年前
弊社は2007年に「冨澤ファンド」を設立し起業しました。しかしながら翌年の金融危機が事業を180度転換する機会となり、ファンド事業を縮小し、どう再スタートを切るか考えていました。
そんな時にアジア諸国を学生時代以来久しぶりに訪れました。大量の自動車・バイクが街中を駆け巡り、そして淀んだ空を見てその変貌ぶりに衝撃を受けました。
子供たちのぜんそくなど健康被害を引き起こすことは明白で、このままでは間違いなく地球環境が悪化するばかりだ。
各国の政府や自動車メーカーが新車開発で排ガス削減に取り組んでいますが、毎日走っている販売済みの自動車に対しては有効な手は打てていません。
ましてや新興国ではガソリンの質が悪く、高価な純正パーツが買いづらいため、安価なパーツでメンテナンスを行うことになります。するとエンジン燃焼は悪くなり、排ガスは増えるばかりです…。
ついに「アドパワー」の開発へ
そこで「世界中の自動車に対し、排ガスを削減させる打開策はないのか?」との思いから研究開発を始めたのです。
私の自動車業界での経験がないことが、逆に既定概念にとらわれず様々な視点から思考することを可能にしました。
というのも、今まで排ガスを削減させるには、エンジン燃焼室での燃焼後の排ガスをDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)などで集塵することが常識でした。しかしながら装置が高価であること、取り付けも自動車修理工場等の作業が必要であることが、特に新興国での普及に大きな障壁になっていました。
そこで発想を転換し、“燃焼を促進させて排ガスの放出量を減らすことができるのではないか”と考え、エンジン燃焼を改善させるアフターパーツの研究に着手しました。
アドパワーの基礎技術にたどり着くまでは、様々な原材料の特性を調査し、取り付け方や製品の形状など、“試行錯誤の連続”でした。
例えば3層目に使用しているグラスファイバーですが、他の素材を使って試作を作り、走行テスト・エンジン出力テスト・排ガスチェック…。この作業を原材料や配合を変えるごとに繰り返します。
こんな毎日が1年以上、ずーっと続きました。
そして2015年、ついに「アドパワー」の基礎を確立しました!
少しずつ「アドパワー」が認知されるように
その後も「アドパワー運動」を着実にコツコツ積み重ね続けた結果、少しずつ認知されるようになってきました。
そしてついに2年後の2017年、念願の特許を取得しました↓↓↓
更には平成29年補正・ものづくり補助金採択企業のうち、成果事例集10社に選定されたのです↓↓↓
アドパワーは常識を塗り替えます
もちろん特許取得がゴールではありません。世界中の排ガスを削減するには、既に走っている世界中の自動車一台一台に対し対策を講じなければなりません。そして今世界は明らかに大気汚染・地球温暖化が進行し、待った無しになっています。
アドパワーなら装着する作業がとても簡単で、しかも低コスト。私どもはこの小さなシール=積層体が地球温暖化防止の合理的な手段であると確信しています。