燃費のリッターとは?少しでも抑える方法と合わせて解説

燃費のリッターって何だろう?

車のカタログで見たり、友人との会話で聞いたりするけどわからない。

こんな人も多いのではないでしょうか。

結論から言いますと、リッターは「走行距離をガソリンの消費量で割った値」のことを指しており、数値が大きいほど同じ距離を走ったときのガソリン代が安くなります。

このように聞いたら、少しでもリッターの数字を上げる方法を知りたいですよね。 この記事では、燃費のリッターについてはもちろん、燃費を少しでも抑える方法について解説します。

燃費のリッターとは?

冒頭でも紹介したように、燃費のリッターとは「走行距離をガソリンの消費量で割った値」のことです。

単位は「km/L」で表し「1リットルあたり」という言葉を省略して『リッター』と呼んでます。

とはいえ、文字だけだとわかりづらいので例を出しましょう。

あなたが、前回ガソリンを入れてから今回ガソリンを入れるまで300km走ったとします。

そして今回の給油で30L入ったとしましょう。

このとき、燃費のリッターは

300km ÷ 30L = 10km/L

となります。

「リッター10」という言い方をすることも多いですね。

ところで実際に燃費を計算してみたときに「そういえば、車のカタログに書かれてある燃費はどうやって計測しているの?」と気になる人もいるはず。

2021年10月現在、「JC08モード」という計算方法が採用されています。

燃費を計測するときの条件は以下の通り。

  • エンジンが冷えた状態(朝に自宅を出る前のエンジンスタートをイメージ)から測定開始
  • 市街地および郊外を想定し、決められた平均速度や最高速度、測定時間に基づいた25項目の走行パターンで測定

実際の走行をイメージしているとはいえ、乗り手の技術や道路状況などによって燃費はどうしても変わってくるもの。

基本的に、「リッターの数値はカタログの値より低いもの」と考えておきましょう。

燃費のリッターを改善する方法

とはいえ、燃費のリッターをできるだけカタログ値に近づけたいですよね。

そこでこの記事では、数多くの改善方法の中でもすぐに実践できる3つの方法をピックアップして紹介します。

  • 優しい運転を心がける
  • 渋滞の道を避ける
  • 車内の荷物を減らす

方法①:優しい運転を心がける

1つ目は「優しい運転を心がける」ことで、リッターを改善するためには1番有効な方法です。

急加速や急ブレーキを繰り返すことで、燃費は悪くなってしまいます。

ゆっくりとアクセルやブレーキを踏むようにしましょう。

※高速道路の合流など、安全のために加速が必要な場所を除きます。

また、「必要以上に加速や減速をしない」ことも燃費の改善には重要です。

できる限り一定の速度で走ることを心がけるようにしましょう。

このとき、前の車との車間距離が近いと、加速や減速をすることが増え燃費が悪くなります。

さらに「あおり運転」として通報されたり、前の車が急ブレーキを踏むなどが理由で事故を起こしたりするリスクもあります。

燃費以外のデメリットもたくさんあるので、車間距離に余裕を持つようにしてくださいね。

方法②:渋滞の道を避ける

2つ目が「渋滞の道を避ける」ことです。

渋滞に巻き込まれると、加速や減速を繰り返すため燃費が落ちます。

さらに、アイドリングの時間も普段より増えてしまいますので、燃費にはよくないことだらけ。

  • 渋滞ポイントを避ける
  • 混雑していない時間を走る

といったことを心がけるようにしましょう。

一方で、渋滞を避けるために抜け道を使う人も多いと思いますが、抜け道は事故のリスクが高い傾向にあります。

特に歩行者の多い住宅街などは、事故のリスクが上がりますので注意して通行しましょう。

方法③:車内の荷物を減らす

3つ目が「車内の荷物を減らす」ことです。

「車の中にずっと積んであるけど、全く使ったことないものが多い」という人もいるのではないでしょうか。

車の重さが重くなるほど、加速や減速するときに必要なガソリンが増えてしまいます。

つまり、燃費が悪くなるんですね。

スペアタイヤやジャッキなど「いざという時に必要なもの」は積んでおかなければなりませんが、トランクをゴルフ用具やスタッドレスタイヤの物置代わりにするのは燃費を悪くするので控えましょう。

余談ですが、重たい荷物を積みっぱなしだとサスペンションにも負荷がかかります。

サスペンションの交換は数万円~数十万円かかるので、維持費を抑えるためにも車内の荷物は必要なだけに留めておきたいですね。

まとめ:燃費のリッターは「1Lあたりの距離」

この記事では、燃費のリッターについて解説しました。

燃費のリッターは「走行距離をガソリンの消費量で割った値」で、何キロ走るとガソリンを1L消費するのかを表した値とも言えます。

このことから、数値が大きいほど「燃費が良い」と考えてよいでしょう。

また、リッターの数字を上げる、つまり燃費を改善するには

  • 優しい運転を心がける
  • 渋滞の道を避ける
  • 車内の荷物を減らす

の3つを行いましょう。

他にも

  • タイヤの空気圧を調整する
  • エコタイヤに交換する

といった対策もありますので、ぜひ検討してみてくださいね。

この記事が、燃費のリッターについて疑問を感じたあなたにとって、参考になれば幸いです。