握り締めてはいけない!四輪車編

皆さんこんにちは安全に運転していますか?それとも、ブイブイ走らせていますか?

どちらでもいいです、、人に迷惑をかけないように、運転しましょう。

今回は、私が教わったコーナーリング中のハンドルの操作法、力の入れ方についてお話しします。

これは、カーブを速く曲がる為のテクニック・知識ではなく、安定したコーナーリングの為のコツのようなモノです。

私が教わったのは、22〜23才の頃でしたが、数年前のNHKの番組 『プロフェッショナル』 で某国自動車メーカーのテストドライバーのお話がありました。

このテストドライバーの方は、『ハンドルを指3本で持つ』*というお話されていました。

*通常は親指、人差し指、中指

理由は『自動車の挙動を感じとる為』と仰ってました。

私が当時言われたのは、『ハンドルを抉(えぐ)ってはいけない』でした。

『ブレーキングしながらハンドルを回すと、重くなる所がある』『アクセルを踏みながらハンドルを回すと重くなる所がある』

『タイヤは回転方向に力を出しているのに、ハンドルで横方向に力を掛けるのは、タイヤの負担が大きくなる』『路面状態が良ければ、タイヤは頑張ってくれるけど、早く減る、早くダレることになる』

『路面状態が悪ければ、グリップを失うことになる』

『タイヤに単純な仕事をさせておけば、長持ちするし、スリップしない』この事を考えて運転するなら、『握り締めてはいけない』 なのです。

握り締めていると、ハンドルからのキックバックが解らなくなる。

自動車の嫌がる挙動を感じることが出来る。

この挙動や荷重移動をスムーズに出来ると、同乗者の車酔いもなくなります。出来るようになると、安全の幅が広がります。

自動車の挙動や荷重移動についてはまたの機会に。